当院の診療機器

当院の検査機器

MRIやCTなどの高度な医療機器用いた精度の高い検査により頭部外傷の診断・外来処置、脳卒中の診断・外来治療など脳神経外科一般の診療を行います。このような精度の高い検査を受けることの意義について検査前に充分に説明したいと思っています。

MRIとCTの違い

MRIについて

MRIとは、(Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴画像診断装置)の略で、強い磁石と電波を利用して体内の状態を断面像として描写する検査です。MRI検査の画像はどうやって出来るのか?筒状の機器の中に入り検査を行ないます。

人体には無数の水素原子核が存在し、自然状態では体内の水素原子核はそれぞれバラバラな方向を向いています。そこに強力な磁場を与えると、水素原子核は一斉に一方向に向きます。そこに電波(=RFパルス)を当てると水素原子核は一斉に、ある特定の方向を向きます。= 磁気共鳴現象電波を切ると水素原子核は、②の状態に戻ります。= 緩和この時の体内組織によって異なる水素原子核の戻り方の緩和差を画像にします。

CTについて

CTとは、(Computed Tomography:コンピュータ断層診断装置)の略で、X線検査と同様のX線を利用して体内の状態を断面像として描写する検査です。

CT検査の画像はどうやって出来るのか?
ドーナツ状の機器の中を寝台が通過し検査を行ないます。その時にドーナツ状内部のX線を照射する部分が寝台の周りを回転しながらX線を照射します。その人体を通過したX線量の差を、情報としてコンピュータ解析し画像にします。

どんな場合にMRIで撮影するの?

CTとMRIはたとえ検査部位が同じであったとしても、その中で更に見たい病変によって得意不得意があります。

どの検査が最適なのかは、まさに症状や病変によってさまざまとなります。
当クリニックでは、医師との相談のもとで、患者様に正しい検査を行って頂いております。

ご不明点ございましたらお気軽にご相談下さい。

受診される方へ ※費用は健康保険3割負担の場合、おおよそ7000~9000円程度です(診療内容により増減します)。
※ご来院頂いてから検査を終了し、結果を聞いて頂くまでには、待ち時間がかかることをご了承ください。

下記の項目に該当される方は MRI検査を受けることができません。

  • 心臓ペースメーカ・人工内耳・神経刺激装置を装着されている方
  • 体内金属のある方
    (脳動脈クリップ・人工心臓弁・冠動脈ステント等:ただし可能なものもあるため、治療を受けた病院に確認が必要です)
  • 眼球内金属粉・体内金属破片などが入っている可能性のある方
  • 妊娠初期または可能性のある方
  • 閉所恐怖症の方
  • 検査中、安静を保てない方
頸動脈エコー

頸動脈エコーは頸動脈の動脈硬化の度合いを調べ、脳梗塞のリスクを評価する検査です。非常に安全な検査です。

検査方法 椅子に座った状態または仰向けに横たわった状態で、首の部分にエコー(プローブ)をあて行います。
その他

一般のレントゲン撮影や心電図検査、血液検査も可能です。